▶まず予算を決めよう!
物件の立地や広さ、設備仕様などで希望の条件を決めましょう。
ただし、希望する条件が多ければ家賃も高くなることを忘れずに。
「少しくらいならなんとかなる」と、軽い気持ちで 決めてしまうと、後で困ることになるので注意しましょう。 家賃を考える際には、手取り収入の30%程度を目安にしよう。
例えば、収入が手取りで21万円なら、家賃まわせるのは7万円まで。
なお、アルバイト代 やボーナスなどの不定期なものは計算に入れないこと。
また、予算には毎月支払う必要がある管理費や駐車場代も含めて考えよう。
▶荷物の量から間取りを考える!
部屋のレイアウトや収納の大きさによって、生活空間の広さが異なる。そのことも考慮 して間取りは決めよう。 住戸の広さは、専有面積(m²で表記)で表示されることもあるが、これには水まわりや収納 部分も含まれる(バルコニーは含まれない)。
平均的な間取りと専有面積の関係は、シングル向けのワンルームや1Kで20m²前後(居室が6~7帖)、新婚さん向けの2DKで40m²前後(DK、居室2部屋すべて6帖)、ファミリー 向けの3DKで50m²以上(DKと居室2部屋が6帖、4.5帖の居室1室)。
いずれも、家族構成 や荷物の量を考えて決めよう。
▶駅やエリアは幅を持たせる!
エリアは、通勤・通学にムリのない範囲で選ぶのが基本。決めるときは、「○○線のA駅からB駅の間」「C駅まで30分で出られる駅」など、幅を持たせること。ひとつの駅やエリアに限定すると、選択肢が少なくなってしまう。
路線や駅を決めるときに覚えておきたいのは、都心に近づくほど家賃は高くなるということ。
また、急行や特急が停まる駅なのか、各駅停車しか利用できない駅なのかも影響する。
■駅から徒歩5分以内
通勤・通学で、毎日のように駅を利用するから近いに越したことはない。
特に帰宅が遅い人は駅から近いほうが安心。ただし、駅に近ければ近いほど家賃は割高に。
■駅から徒歩10分以内
家賃も相場程度で、自転車を買う必要もない。徒歩5分以内に比べて、物件数も多くなる。
駅からあまり遠いのはイヤだけど、狭い部屋もちょっと…という人におススメ。
■駅から徒歩15分以内
駅から離れれば家賃が安い物件は多い。また、同じ家賃でも広い部屋が見つ かる。
駅までは自転車と割りきるか、少し家を早めに出られるなら徒歩15分以 上の物件もチェック!